経済産業省事業をみるその13 海外展開支援プロジェクト
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/03tfw.pdf
プロジェクトのタイトルとしてあんまりなタイトルだと思う(笑)。
このプロジェクト、中国とサウジアラビアというまったく違う地域の組み合わせなのだ。
あまりに違うので、このようなタイトルになってしまったのだろうか?
そもそも、このプロジェクト、こんなに違う地域を組み合わせているのに、一つのプロジェクトとして採択されている。共通性の少ない地域のプロジェクトがなぜ、一つのプロジェクトとして採択されたのか、企画したほうも大胆だと思うが採択したほうも採択したほうだ。
で、サウジアラビアでこのようなプロジェクトをするというのは理解ができる。とてもハードルが高い地域だし、政府のお墨付きが有効な地域だからだ。
サウジアラビアは情報の少ない地域なので、何が売れたのか、具体的に売れたのか写真を見せてほしかった。
問題は中国だ。日中関係の悪化で、販売ができなかったようだが、このプロジェクト、そのような状態であれば中止したほうはよくはなかったか。
事業者の報告が、上海から、ファッションを伝えていきたいという結論なようだが、大連のような親日的なところではじめるか、あるいは、中国を一時的にあきらめるか、中途半端に費用を投じたのはまずかったのではないか?
政府のお墨付きは、政治問題にも影響を受けやすいので、途中で「やめる」決断もどこかでとるべきなんじゃないだろうか?