経済産業省事業をみるその12 日本のコンテンツのためのニュー・アジアン・プラットフォーム

http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/08newasia.pdf

クールジャパンは事業としてコンテンツのみならず、ファッション、食、雑貨を含むものだが、一般の人のイメージではアニメやマンガなどのポップカルチャーを指すだろう。

だから、ポップカルチャーの海外展開を中心にすえるこの事業は非常に興味深い。

そして、この事業は残念ながら結果があまりよくない。

しかも、想定していたエヴァンゲリオンの上映ができなかったと、段取りも悪い。

「想定していたことができない」というのは、国の事業実施主体としてあまりに準備不足ではないか?

もっとも事業の公募から実施まで、時間が少なく、「大風呂敷」を広げないと、事業に応募できないということもあるのかもしれないが、それでも主力タイトルが上映できないというのは段取りがあまりに悪すぎる。

この段取りの悪さや、結果の悪さはきちんと検証したほうがいい。

タイトルの選択の悪さなのか、ほかの要因なのか?第三者も含めて検証したほうがいい事業ではないか?

アニメでどれだけ稼げるのか、そのことを検証できる、ある意味よい事業である。