経済産業省事業をみる その11 Cool Japan in Indonesia

http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/04cjindnesia.pdf

これをみるとインドネシアって大変だというのが第一の感想だ。

「参入障壁が高く、ルールが不透明なマーケットである!」というのが楽天の感想で、だからこそG2Gの交渉が必要だという。

 その意味で、この事業はやったことが意味があると思うし、国の果たす役割というのもわかる。

 しかも、輸送にも問題があり、扱いが乱暴でものが壊れる。

こりゃ大変だということがわかるのはよい報告書だろう。

 政府というのが発展途上国では大きな「お墨付き」であることもわかる。大きく稼ぐのであれば、ちまちまとした事業よりも相手国政府がもっている有形無形の障壁を取り除く働きかけのほうが有意義だろう。

 で、より知りたいのはこのサイトで販売された品目の選定だ。中小企業商品が多かったようだが、もっと、「大きく」売れそうな商品で実験したほうが、何が商品力で何がインドネシア政府の障壁なのかがよくわかる。

 

 あと、METIはもう少し文章をチェックしたほうがいい。民間企業としてはいいたいことがあるのはわかるが  インドネシア政府のシステムへの批判文章は、事業者とMETIの間の秘め事であってもいいと思う。