経済産業省事業をみる その2 インドネシアの食とコンテンツ

経済産業省プロジェクトの中でも芳しくない成績なのが、インドネシアにおけるコンテンツおよび食と題されたプロジェクトだ。

http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/09ironchef.pdf

 

 このプロジェクト、どうもまず参加者を募ることから始めている。しかも、ツアーに参加した大半がインドネシア初訪問のようなのだ。

 当該国に初訪問の企業のための事業はもっと別のプロジェクトに寄せたほうがいいのではないか?クールジャパン事業はブランド構築のたえの事業なのだから、本当の初心者というのは別に寄せるべきでは?

 おそらく初心者だけでは、どうしても目標も低くなってしまう。

 

 興味深いコメントが「しかし日本側の中小外食企業の参加者は職人気質な人が多く、ビジネス視点の現地投資家と会話がかみ合わない場面が多く生じた」という点

 

 これは意外と真実をついている。海外に出るにはある程度先方に合わせなくてはいけないのだが、結構それができない人が多い。 そのことがわかったというだけでもよいというべきか?

 売上目標450万円に対して130万円で完売という。食品が多く、投げ売りをしたのだろうか?

 動画アップロード数が当初もくろみと異なり計測できなかったなど、とても甘い見通しだ。

 審査の段階で何かできなかったのかと思う。

 このプロジェクトがどうこうというより、これを通してしまったことに問題がある気がする。