経済産業省 クールジャパン関連分野における 国別・分野別目標の設定に向けた 基礎調査について その2
引き続きMETIの調査
(というかローランドベルガーなのだが)
改めてみると、日本は「世界のコンテンツの流れ」に乗れなかったのではないかという問題提起をすべきだったんじゃないかと思う
(何かしら、日本はいけているということを無理やりいっている感じだ)
いろいろあるにせよ実績のある出版(雑誌、マンガ、小説、実用書など)をとりあげず、映画、アニメ、音楽なのは、METIの管轄ということと関係があるのだろうか?
コンテンツについては、クールジャパン政策が始まってから世界の流れと日本の流れが逆になってしまったことが一番指摘することではないだろうか
テレビアニメ、アニメ映画は世界の主力はプレスクール向けの3Dアニメとなっている
小学生は大人のバラエティを見るようになっているので、日本のアニメは入りにくい状況だ
(世界で人気のあるアニメ一覧とかがあるといいのに)
映画は北野映画のような芸術映画の市場は世界中で急速に縮小してしまった(ほんとどうしたんでしょうね)というか映画が文化の伝播者という図式がもう成り立たないのではないか(映画はディズニーランドのようなエンタテイメントとなったのだろう)
このような制約の中で、比較的日本が強い芸術的映画というのをどのように市場から育てていくのかが課題で、もはや、映画製作より「映画を見る場所」というものを世界で守っていかなきゃいけなんじゃないか(守る必要があるのかという意味を含めて)
音楽はライブが主力となっている中で、ライブができる体力のあるアーティストがいるのかという問題
海外のライブは口パクが認められないので、能力+(海外でもとがとれるだけのハードスケジュールに耐えられる)体力が必要になっているんだけど、少年ナイフ以外に海外20連荘コンサートができる人が少ないのでは
ドラマはキャッチアップTV、ネット配信に耐えられる契約ができるコンテンツにしていくこと こちらはなんとかなりそうですよね
あとは、日本のテレビの枠に合わせたワンクール10話のドラマはなかなか受け入れられないのでは
また韓国のみならず、インドドラマやタイ、インドネシアなどの動き、中南米のテレノベラなど、日本では受けそうにないものが海外で普通に受け入れられているところからはじめないと、いつまでも同じところをぐるぐる回る分析になっている
あと出版はいれてほしかったなあ
実用書とか、世界的出版不況の中で頑張っているのに